私はプロのオペラ歌手。でも生活と目標の狭間で揺れています。

私は35歳の女性、nokaです。ドイツで一人暮らしをして3年になります。
仕事はフリーのオペラ歌手と、ドイツの劇場の合唱団の一員の二足のわらじを履いています。

ドイツ語も日常会話では不自由なく話せるようになりましたし、ベルリンの街は歴史を感じる建造物がありながら、ちょっと郊外に出ると森や湖が綺麗で、とても気に入っています。

でも、今すごく悩んでいることがあるんです。それは今やっている合唱の仕事に誇りを持てないことです。

私は幼いころから歌が大好きで、それが仕事になるなんて思ってもいなかった時代から、ただ好きで歌い続けてプロのオペラ歌手になりました。
ですがソロで食べていくのはものすごく狭き門で、ほとんどのオペラ歌手が何らかの副業をしています。
なかなか厳しい世界なんですよ。

私の場合はそれが合唱の仕事だったわけですが、実際問題、生活は合唱の仕事を持って成り立っています。オペラ歌手のステージの仕事なんて、なかなか回ってこないんです。

問題は、合唱の仕事はグループ作業だということです。同僚たちの多くは、はっきり言ってソロで歌う技量を備えていません。
それでも憧れはあるため、私がソロの仕事で休暇を取ったり、SNSにソロ出演の写真をアップしたりすると、翌日ちょっと変なムードになります。

「調子乗んなよ」

と無言で迫られている気がして恐ろしいのです。
羨ましいのは分かるんですが、態度があからさまに感じてしまうんですね。
ここらは、遠慮深い日本人とは真逆で、自分の感情をストレートに出してきますね。

合唱団の中では私が一番の下っ端なので、派手な行動は慎み、なるべく波風を立てないように気を付けて生活はしています。
でも、自分で言うのも何ですが、私にはソロ歌手の実力があると思っているんです。
そのための日々の努力もしています。
はっきり言って、合唱の終身雇用に胡坐をかいている人とは、向上心が違います。

合唱内で歌うことは、若干私のプライドを傷つけているんです。
早くソロのオペラ歌手として、独り立ちできるようになりたいと思っています。

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